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   烏丸御池中井クリニック 院長の健康日記
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国際学会もグローバル化
大学にいた頃、国際学会に出席すると、学会運営にその国独自のお国柄が反映されて、興味深かった。たとえば、スペインのマドリッドで国際心身医学会が開催された時のことである。日本を出発する前に、私の発表は開催2日目と連絡を受けていた。学会1日目の朝に会場に登録の手続きに行くと、「今から30分後に発表だ。」と言われた。「私の発表は明日と連絡を受けている。」と言ったところ、「明日の予定が今日に変更になった、昨日連絡した。」と言われた。常識ある人なら、その時、私は飛行機の中であることぐらいわかるはずである。当時は、インターネットなどない時代である。たまたま、スライドを持参していたので、無事発表を済ませた。出てくると、受付で日本人数人と係りの人が揉めていた。発表時間が突然変更になったため、ツアーに参加できなくなるらしい。同じ頃、ドイツのミュンヘンで国際学会が開かれた。この時はJRの時刻表並みにすべてがプログラム通りに進行し、あまりの違いに驚いた。
ところが、数年前から学会事情が大きく変化した。学会の数日前に、プログラムの全内容がネットで参加者に配信され、各自でそれをダウンロードして、必要な部分だけをプリントアウトできるようになった。以前のように、学会場で重たいプログラムを持ち歩かなくてよい。私は、iPhoneとiPad miniを持参して利用している。しかし、学会運営が画一的となり、お国柄がなくなったと思っていた。
ところが、9月にシチリアで開催された、Eating Disorder Research Societyの年次集会の時のことである。学会のスケジュール表は送ってきたが、プログラムが送ってこない。不安を抱えて、シチリアの学会場に到着。受付でスケジュール表とネームプレートだけを渡された。「プログラムは?」と尋ねると、「ネット上で見なさい」との返事であった。欧米では端末を持参して学会に参加するのが常識の時代となっているようだ。一方で、当日にならないとプログラムが出来ないのは、相変わらずイタリア的で、3月に参加したドイツのベルリンでの学会の完璧な運営とは大きな差を感じた。ハイテク利用の学会になってもお国柄は楽しめそうだ。
ところで、日本では内科学会や糖尿病学会など多くの学会ではまだ紙の重いプログラムが送ってくる。日本の学会運営は国際社会に比べて遅れている。日本の学会も欧米のように早くネットを活用して、ペーパーレスの学会運営にすべきだと思う。
2015年11月9日(月) No.73

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